第120章

ヘンリーがイザベラをビリーの誕生日パーティーに連れていくことを承諾したとき、彼女は喜びを隠しきれなかった。胸が高鳴るまま、すぐさまヘンリーの頬にキスを落とす。

――ついに、ハーディング一族の目の前でソフィアを辱める機会が来た。

ソフィア、あなたがハーディング夫人でいられるのも、もう長くないわ! イザベラは勝ち誇ったように心の中で叫んだ。

車がインペリアル・パレス・ホテルに乗りつけると、支配人が笑顔満面で駆け出してきた。

「ハーディング様、ようこそお越しくださいました! 皆さまお揃いで、ハーディング様をお待ちしておりました。どうぞこちらへ」

支配人の視線が、ヘンリーの背後に立つイザベラ...

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